あけましておめでとうございます。
私は割とというかかなり健康に気を使っておりまして、運動の習慣があるのですが、年明けからついに筋トレを開始することにしました。
今までは、週末ランニング8km、平日にnitendo switchのfitboxing（リストウェイト1.5kg付）を30分、たまに気が向いたときに自重系筋トレというメニューがルーティンでした。ただ、40も手前になってきてそれだけだとちょっと心許ないというか、全体的に締まりのない身体になってきたので本格的に負荷をかける正しい筋トレにチャレンジしてみることにしました。
何をやっていいかわからん、あと多動症気味なので1人だとちゃんとやれる気がしない。ということで、高いけど断腸の思いでパーソナルに通うことにしました。で、よくわからんから一番近所のところでいいやって思って行ったのが、タイトルにある「かたぎり塾」なのですが、このチェーンの出店速度が半端なかったので思わず記事を書きました。
かたぎり塾とは
ざっくりいうと初心者を対象としたパーソナルジムのチェーンです。全国に200店舗近くあり、この店舗数は日本一とのこと。2年前には60店舗くらいっぽいので2年で3倍になっているという半端ない出店速度です。
【店舗数日本一】全国に約170店舗展開する「かたぎり塾」パーソナルトレーナー募集！ - caname株式会社
行ってみてわかったなんでこんな速度で出店ができるのか
結論からいうと、ターゲット初心者に限定することによって初期投資を抑えた出店形態をとっているからです（だと思う）。
もっと具体でいうと
ターゲットを初心者に限定する → 器具の種類が抑えられる → せまいスペースでよい → 出店費用がやすくなる
ターゲットを初心者に限定する → そんなに高度なことを教えなくてよい → トレーナーの採用が簡単 → 出店がスピーディー
という2つの論理構成になっています。
行ってみたらわかったのですが、ジムがめっちゃせまい。ドアを開けたらデカい器具1つとダンベル系だけ置いてあり、あとは着替えスペースのみという割り切り。これによって器具購入の初期コストを抑えていると思われます。この器具だけで数種類のトレーニングができるようにはなっているのですが、逆に豊富なメニューができるわけではないので筋トレに慣れてる人にとっては物足りないだろうなと思います（ただ初心者には十分だしプライベート空間なので恥ずかしくなくて良い）。場所も駅前の一等地ではなくちょっとだけ外れたところにあり、ここでも初期投資を抑えてる感がありました。
上記に加えて所属トレーナーはフリーランスみたいな感じかつガチのトレーナーというよりも、ちょっと筋トレが好きで教えられるようになりました！くらいの感じの人でここでも採用コストと難易度を下げて出店を早めているんだろうなと思いました（初心者を教えるには十分）。また、入会や予約のITシステムをシンプルにして、トレーナーの負担を減らす工夫もされていました。
つまりは、店舗の場所（もしくはフランチャイジー）が見つかり、ちょっとの投資とトレーナーが見つかれば店舗をオープンできるということでそれによりクイックな出店を可能にしてるものと思われます。パーソナルトレーニングは客単価が高いので、そこまで商圏が広くなくても出店コストをペイできるのも寄与していそうです。また、１つの商圏に２つのジムは不要なため、陣取り合戦の要素もあり、そこに参入障壁もできてそうです。
軽い気持ちで行き始めたパーソナルでしたが、戦略のお手本のようなうまい出店・差別化戦略が見て取れたので思わずブログに書きました。筋トレ自体はしっかり教えてもらえるので満足しています。頑張って続けたいと思います！
